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象徴主義と世紀末世界

出版社名 東信堂
出版年月 2019年8月
ISBNコード 978-4-7989-1579-1
4-7989-1579-3
税込価格 2,860円
頁数・縦 235P 21cm

商品内容

要旨

世紀末の「影」の芸術―象徴主義。光と実在へと羽ばたく近代芸術の主流に対し、夜と彼岸を希求するその精神のフォームを精細に論考し、現実と理想・理性と神秘の相克を生きる真理を追究。前著『象徴主義』に、19世紀フランスのオカルティスムと世紀末世界に関する新章2章を加え、多数の図版も追加した改訂増補版。

目次

第1部 象徴主義―モダニズムへの警鐘(ブルジョワの時代―19世紀後半の昼の精神
フランスにおける1886年の象徴的な意味
失楽園としての象徴主義
メランコリー
彼岸の世界への憧憬と絶望 ほか)
第2部 世紀末都市ウィーンとエロティシズム(太陽 斬られた頸
死の翳り
哲学としてのエロティシズム
クリムトとウィーン分離派
オイディプスたちの反乱 ほか)
おわりに:20世紀以降における象徴主義の意義

著者紹介

中村 隆夫 (ナカムラ タカオ)  
1954年東京生まれ、美術評論家。上智大学文学部フランス文学科卒業。慶應義塾大学大学院美学美術専攻(修士課程)修了。滋賀県立近代美術館、毎日新聞社などを経て、多摩美術大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)