• 本

われら

光文社古典新訳文庫 KAサ4−1

出版社名 光文社
出版年月 2019年9月
ISBNコード 978-4-334-75409-9
4-334-75409-0
税込価格 1,166円
頁数・縦 389P 16cm

商品内容

要旨

いまから約1000年後、地球全土を支配下に収めた“単一国”では、食事から性行為まで、各人の行動はすべて“時間タブレット”により合理的に管理されている。その国家的偉業となる宇宙船“インテグラル”の建造技師д‐503は、古代の風習に傾倒する女I‐330に執拗に誘惑され…。

おすすめコメント

『1984年』、『すばらしい新世界』と並ぶ、3大ディストピア古典のひとつ。80年代までロシアでは発禁だったディストピア小説。

著者紹介

ザミャーチン,エフゲーニー・イワーノヴィチ (ザミャーチン,エフゲーニーイワーノヴィチ)   Замятин,Евгений Иванович
1884‐1937。ロシア、ソ連の作家。ペテンブルグ工科大学造船学科に入学後、革命運動に参加。大学卒業とともに革命運動を離れ、造船技師として働きながら小説を書く。文学者団体を設立して若手作家の保護と育成に注力するなど、一時は文壇の中心的存在となったが、1921年に完成した『われら』をはじめとする、革命後の世界への諷刺を含む作品群が国内の痛烈な批判を浴び、’32年には亡命を余儀なくされ、不遇の内に生涯を閉じる。唯一の長編『われら』は第二次世界大戦後にジョージ・オーウェルによって再発見され、世界中で高く評価されることになった
松下 隆志 (マツシタ タカシ)  
1984年生まれ。京都大学非常勤講師。現代ロシア文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)