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従軍中の若き哲学者ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインがブルシーロフ攻勢の夜に弾丸の雨降り注ぐ哨戒塔の上で辿り着いた最後の一行「−およそ語り得るものについては明晰に語られ得る/しかし語り得ぬことについて

出版社名 工作舎
出版年月 2019年9月
ISBNコード 978-4-87502-511-5
4-87502-511-4
税込価格 1,540円
頁数・縦 183P 19cm

商品内容

要旨

生きづらい男ルートヴィヒが戦場で求める生の意味。演劇悪魔・谷賢一が挑んだ前期ウィトゲンシュタインの演劇化。

目次

戯曲―従軍中の若き哲学者ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインがブルシーロフ攻勢の夜に弾丸の雨降り注ぐ哨戒塔の上で辿り着いた最後の一行「―およそ語り得るものについては明晰に語られ得る/しかし語り得ぬことについて人は沈黙せねばならない」という言葉により何を殺し何を生きようと祈ったのか?という語り得ずただ示されるのみの事実にまつわる物語
あのとき、確かに僕はルートヴィヒだった。―谷賢一、『従軍中のウィトゲンシュタイン(略)』を語る。

著者紹介

谷 賢一 (タニ ケンイチ)  
劇作家・演出家・翻訳家。1982年福島県生まれ、千葉県育ち。明治大学演劇学専攻。在学中にイギリス留学し、ケント大学演劇学科に学ぶ。その後、主宰劇団DULL‐COLORED POP(ダルカラードポップ)を旗揚げ。2013年、海外戯曲『最後の精神分析―フロイトVSルイス』の翻訳・演出で第6回小田島雄志翻訳戯曲賞、文化庁芸術祭優秀賞を受賞。海外演出家の作品に上演台本や演出補などで多数参加。2016年、セゾン文化財団ジュニア・フェローに選出される。2016年から自身のルーツのひとつである福島県を題材にした演劇プロジェクトを開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)