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失われたアートの謎を解く

ちくま新書 1435

出版社名 筑摩書房
出版年月 2019年9月
ISBNコード 978-4-480-07253-5
4-480-07253-5
税込価格 1,056円
頁数・縦 222P 18cm

商品内容

要旨

名画の悲劇は美術史の知られざる裏の顔だ。修復不可能になったムンク“叫び”、2012年にアパートの一室から発見されたナチス御用画商の隠し絵画1万6000点、8万8000個の破片から再現されたマンテーニャのフレスコ画、フェルメール“合奏”を含む被害総額5億ドルの盗難事件…欲望と不運が綾なす黒歴史に詳細なビジュアルで迫る!

目次

第1章 美術品盗難事件簿(被害総額は史上最高 イザベラ・スチュワート・ガードナー美術館盗難事件
イタリアに返還?!ルーヴル美術館から消えた“モナ・リザ” ほか)
第2章 戦争で消された名画(ヒトラーの美術品犯罪 略奪された四〇〇万点
連合軍が救った名品コレクション アルト・アウスゼー岩塩坑に隠された一万点 ほか)
第3章 捨てられて上書きされて(シャガール“夢の花束”に隠されたルヌヴーのパリ・オペラ座天井画
失われたレオナルド・ダ・ヴィンチ最大の壁画“アンギアーリの戦い”の謎 ほか)
第4章 失われた人類の遺産、再生の物語(保存失敗で色を失いつつあった高松塚古墳壁画“飛鳥美人”の再生
二万年前の洞窟壁画を守り、そして見せるラスコー洞窟の精密レプリカ展示へ ほか)

著者紹介

青い日記帳 (アオイニッキチョウ)  
1968年生まれ。1990年國學院大学文学部文学科卒、Tak(タケ)の愛称でブログ「青い日記帳」を主宰する美術ブロガー。幅広いアート情報を毎日発信するほか、多くのメディアにコラムを寄稿。ギャラリーや書店、カルチャーセンターでのトークショーも多く行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)