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ルポ平成ネット犯罪

ちくま新書 1434

出版社名 筑摩書房
出版年月 2019年9月
ISBNコード 978-4-480-07252-8
4-480-07252-7
税込価格 946円
頁数・縦 269P 18cm

商品内容

要旨

平成の30年間で日常生活に欠かせないものになったインターネットだが、アンダーグラウンドな世界も広がっている。出会い系サイトやSNSによる売買春、ネットストーカー、仲間を募った集団自殺。裏サイトの誹謗中傷やいじめ、闇サイトの違法・脱法ドラッグ売買。しかし孤独の沼に沈む人にとって、そこはライフラインでもある。誰が読むともしれない日記をつづり、自殺志願者が語り合う。顔が見えないからこそ、本音をさらけ出せる居場所になる。新しいメディアと個人のかかわりを取材するジャーナリストが、その背景と変化を追う。

目次

序章 匿名性と悪意
第1章 ネット時代前、あるいはネット以外の出会い系
第2章 孤独と欲望が渦巻く出会い系サイト
第3章 SNSは孤独な心情を映し出す
第4章 ネットいじめと生徒指導
第5章 死にたい感情が交差する自殺系サイト
第6章 リアルタイムメディアが映す孤独

著者紹介

渋井 哲也 (シブイ テツヤ)  
1969年栃木県生まれ。ジャーナリスト、中央大学文学部講師。東洋大学大学院文学研究科教育学専攻博士前期課程修了。元長野日報記者。主にネット事件、自殺問題、若者の生き方、サブカルチャー等を取材。98年から、ウェブと生きづらさをテーマに取材を進めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)