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理系力が身につく週末実験 身近な不思議を読み解く科学

サイエンス・アイ新書 SIS−438

出版社名 SBクリエイティブ
出版年月 2019年9月
ISBNコード 978-4-8156-0154-6
4-8156-0154-2
税込価格 1,100円
頁数・縦 191P 18cm

商品内容

要旨

毎日のように目にする食べ物、100円ショップにもある日用品、道ばたでよく見かける植物、虹や夕焼けなどの自然現象…。実はこれらには、大人でも意外にわかっていない「不思議」がたくさんあります。そこで本書では、どうすればわかるのか、ヒントを示しつつ、「家庭」で「短い作業時間で」できる科学実験を通して、解説していきます。楽しみながら、筋道を立てて考える「理系力」が身につく1冊です。

目次

序章 日常生活や科学実験で「数値化する」理由
第1章 分ける―一緒くたではわからない
第2章 比較する―比べたら明らかになること
第3章 変化を見る―姿が変わっても同じもの
第4章 反応させる―出あわせると変わるもの
第5章 モデル化する―実際に見ることで理解できる
第6章 可視化する―見えないものを見えるようにする

おすすめコメント

先行き不透明な時代でも、「わからないことに取り組む力」があれば、前に進んでいけますし、何事も楽しめるでしょう。そのためにはまず、「論理的に筋道を立てて考られる」ようになるのが王道でしょう。ただ、急にそんなことを言われても、困ってしまいますね。しかし例えば、さまざまな実験を通して、「なぜそのような結果になったのか」を考え、「理系」のものの見方に触れていけば、だんだん自分で考える力がついてきます。実験は、実験室で行うものばかりではありません。一般の家庭でできるものもたくさんあります。本書では、そのような30以上の科学実験を、「数値化」「分ける」「比較する」「変化させる」「反応させる」「モデル化する」「可視化する」の7テーマに沿って解説しています。実験をするときどこに注目したらいいのか、どのように試行すればいいのかがわかりやすいよう、このような構成としました。できるだけ、おもしろくて頭に残りやすいもの、身近なものにある秘密がわかるものを集めました。作業時間も短いものが多いので、ちょっとした空き時間や休日に、楽しみながら「理系力」をつけていきませんか?

著者紹介

尾嶋 好美 (オジマ ヨシミ)  
筑波大学GFESTコーディネータ。東京都生まれ。北海道大学農学部畜産科学科卒業、同大学院修了。筑波大学生命環境科学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(学術)。筑波大学にて、科学に関心を持つ小中高校生のための教育プログラムを10年以上、企画・運営。現在は「科学実験を通して、論理的思考力や自主性が養われる」という考えのもと、親子向け科学実験教室も実施
宮本 一弘 (ミヤモト カズヒロ)  
開成中学校・高等学校の化学科教諭。東京都生まれ。東京都立大学卒業後、東京工業大学大学院修了。理学修士。教員の仕事のかたわら、園児や小学生を対象とした体験型の科学実験教室を年に70回ほど開催している。また化学のイベントを企画・運営し、化学の普及活動を行う。NHK Eテレ「高校講座 化学基礎」の講師も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)