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中国古代史 司馬遷「史記」の世界

角川ソフィア文庫 I407−1

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2019年9月
ISBNコード 978-4-04-400529-0
4-04-400529-X
税込価格 1,364円
頁数・縦 557P 15cm

商品内容

要旨

神話の時代から前漢までの歴史を綴る『史記』は、単なる事実の列記に留まらない。孔子、始皇帝、項羽、劉邦―司馬遷が示す人物像は、ときに我々の抱くイメージをくつがえす。そして苦悩や葛藤を抱え、悩みながら行動するその姿は、長所短所や善悪功罪の両面を併せ持っている。しかしだからこそ、いつの時代も読む者に深い感慨を与えてやまない。『史記』の人物描写にもとづいて、中国古代の世界を100の物語で解き明かす。

目次

1 神話から人間の時代へ(伝説の時代
聖王の時代
夏王朝
殷王朝)
2 周から春秋戦国時代へ(周王朝
覇者の時代
諸子百家の時代
侠客の世界
遊説の士
武将の運命
忠臣の末路)
3 統一王朝の成立(天下統一
項羽と劉邦
前漢建国
武帝の時代)

おすすめコメント

始皇帝も「籠の中の鳥」から始まった。軽妙な筆致で描く、中国古代の人物伝始皇帝、項羽、劉邦――『史記』には彼らの善悪功罪の両面が描かれている。だからこそ、いつの時代も読む者に深い感慨を与えてやまない。人物描写にもとづき、中国古代の世界を100の物語で解き明かす。

著者紹介

渡辺 精一 (ワタナベ セイイチ)  
1953年、東京生まれ。國學院大學大学院文学研究科博士後期課程単位修得。二松学舎大学講師、朝日カルチャーセンター講師、早稲田大学エクステンションセンター講師として、中国史や中国文学の分野で教鞭をとる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)