• 本

原子力の人類学 フクシマ、ラ・アーグ、セラフィールド

出版社名 青土社
出版年月 2019年9月
ISBNコード 978-4-7917-7219-3
4-7917-7219-9
税込価格 2,200円
頁数・縦 231,8P 19cm

商品内容

要旨

人類学者はフクシマからフランス、イギリスへ旅をした。放射性物質による汚染は人の目に映らない。そして個々の事故もまた、遠方のウラン鉱山から各地の再処理施設へとつながる巨大な、共生的に隠されたマシーンの一部に過ぎない。企業、政府、労働者、物質…原子力の周縁で絡みあう異なるエージェントたちの時間を追う、圧巻のスケールで描かれる人類学の新たなフィールド。

目次

第1章 核兵器廃絶の戸惑い
第2章 舞台上の涙
第3章 コタンタン半島の超自然
第4章 曖昧にしたまま進む
幕間 私は私に追いつかない
第5章 境界の浸透性
第6章 海辺を歩く
第7章 ホロビオントの海
幕間 時間と真実
解体された家
放射能は関係ない
主権の影

著者紹介

内山田 康 (ウチヤマダ ヤスシ)  
1955年、神奈川県生まれ。社会人類学者。国際基督教大学を卒業後、東京神学大学を中退してアフリカで働き、スウォンジー大学、イースト・アングリア大学、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(ロンドン大学)で学ぶ。エディンバラ大学講師を経て、筑波大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)