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どこに向かう日本の翼 LCCが救世主となるのか

出版社名 晃洋書房
出版年月 2019年9月
ISBNコード 978-4-7710-3219-4
4-7710-3219-X
税込価格 2,860円
頁数・縦 223P 20cm

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要旨

訪日外国人の急増もあり、日本の航空業界が好況だ。だが、2012年に3社が参入し、国内航空需要を押し上げてきたLCC(低コスト航空会社)に伸び悩みが見られるなど、観光需要の追い風を十分に生かしきれないのではないかとも危惧される。果たして今後「日本の翼」は躍進を続けられるのだろうか。本書では、21世紀に入ってからの世界の航空業界・市場の変化を概観しつつ、日本の航空業界の現状を分析、さらに今後の発展に重要な役割を果たすと期待されるLCCの可能性について論じている。ますます増えるインバウンドを地方経済および日本経済全体の活性化につなげるためには、大衆的な新規需要に応えられるLCCの伸長、そして航空・空港に関わるさらなる規制緩和が欠かせないという。著者は1974年から日本航空に勤務し、1994年に同社経営企画室調査グループに配属後13年余にわたり航空業界の戦略調査業務に従事した。現在は桜美林大学ビジネスマネジメント学群教授で、エアライン・ビジネスのほか、交通政策・交通産業、観光政策などを担当。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2019年11月25日]

商品内容

目次

第1章 2000年以降の世界の航空業界―LCCによる経営技術革新と新興市場の成長(はじめに―未曾有の急激な構造変化
FSCの倒産と合併による業界統合―欧米で統合加速 ほか)
第2章 世界の市場別航空事情(米国の航空事情―最悪の時期を経て最高に
西欧の航空事情―依然FSCとLCCの戦いが続く ほか)
第3章 日本の航空事情(はじめに―21世紀に入り未曾有の航空市場低迷、新政策で回復基調
日本の航空市場・業界概観―オープンスカイとLCCで国際線好調 ほか)
第4章 長距離線LCCの現状と成長への課題(はじめに―LCC最終のターゲット市場、高い参入ハードル
長距離線LCCのビジネスモデル―短距離線より不利 ほか)

著者紹介

丹治 隆 (タンジ リュウ)  
東北大学工学部卒、米国シカゴ大学グラデュエイト・スクール・オブ・ビジネス(GSB)修了(経営学修士)。1974年に日本航空入社、運航技術部、運航乗員訓練部、品質保証部などを歴任後、1994年7月に経営企画室調査グループに配属。2007年11月に日本航空を退職後、2009年4月から桜美林大学ビジネスマネジメント学群教授。日本国際観光学会、異文化研究会、ホスピタリティ研究会、余暇ツーリズム学会会員。航空経営研究所主席研究員。米国公認会計士試験合格(イリノイ州)。公認内部監査士試験合格(英語)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)