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憲法判例から考える自由と平等 権利をめぐる多様性と妥当性

出版社名 ミネルヴァ書房
出版年月 2019年11月
ISBNコード 978-4-623-08748-8
4-623-08748-4
税込価格 4,180円
頁数・縦 354P 21cm

商品内容

要旨

自由権と平等権は、憲法上の権利の核心的地位を占めている。しかし、個人の発信力が大きくなった現在、自由、平等という言葉が濫用され、人権侵害や平等違反が世に溢れつつある。本書は、こうした現象のうち、男女平等、個人情報保護、セクハラ、性道徳、インターネット上の表現規制、資本主義の膨張など現代の論争的トピックを多く取り上げ、通説的な論調が、過剰な権利保護、自由の喪失、全体主義、反民主主義なるものを生み出していることをあぶりだす。

目次

序 自由と平等の享有主体
第1部 平等権(尊属殺重罰規定
女性の再婚禁止期間規定
夫婦同氏制
非嫡出子法定相続分差別規定
生後認知を受けた非嫡出子と国籍の取得 ほか)
第2部 自由権(幸福追求権
思想・良心の自由
信教の自由
表現の自由
経済的自由)
補 人権規定の適用範囲

著者紹介

加藤 隆之 (カトウ タカユキ)  
1970年生まれ。1994年中央大学法学部卒業。2002年中央大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、亜細亜大学法学部教授。博士(法学、中央大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)