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珍饌会 露伴の食

講談社文芸文庫 こH5

出版社名 講談社
出版年月 2019年10月
ISBNコード 978-4-06-517432-6
4-06-517432-5
税込価格 1,540円
頁数・縦 204P 16cm

商品内容

要旨

此方あ何様せただの美味いものを食ったって悦ぼうという玉じゃあ無えので、人のまだ食わねえ誰も知らねえ、通の上の通、異の上の異なものを食おうというんだ―。露伴周辺の好事家たちをモデルに描く抱腹絶倒の戯曲「珍饌会」ほか、河豚を愛した文人の漢詩を読み解く「桃花と河豚」、故事来歴から料理法まで網羅した「鱸」など、稀代の碩学・露伴の蘊蓄と諧謔を味わう名篇集。

出版社・メーカーコメント

博覧強記の文豪が描く、奇奇妙妙の「食」尽くし。露伴とその周辺の好事家たちをモデルに描く抱腹絶倒の戯曲「珍饌会」、河豚を愛した文人たちの漢詩を読み解く「桃花と河豚」、故事来歴から料理法まで網羅した「鱸」など随筆六篇を収録。稀代の碩学・露伴の「食」をめぐる蘊蓄と諧謔を味わう名篇集。南條竹則・編。

著者紹介

幸田 露伴 (コウダ ロハン)  
1867・8・22〜1947・7・30。小説家。江戸下谷生まれ。別号に蝸牛庵ほかがある。電信修技学校を卒業し、電信技手として北海道へ赴任するが、文学に目覚めて帰京、文筆を始める。1889年、「露団々」が山田美妙に評価され、同年発表の「風流仏」、91〜92年の「五重塔」等で小説家としての地位を不動のものとし、尾崎紅葉とともに「紅露時代」を築く。1908年からは京都帝国大学で国文学を講じ、のちに文学博士号を授与され、37年には第一回文化勲章を受章する。漢文学・日本古典に通じ、多くの史伝、考証、随筆を残した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)