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愛のかたち

河出文庫 こ26−1

出版社名 河出書房新社
出版年月 2019年11月
ISBNコード 978-4-309-41719-6
4-309-41719-1
税込価格 1,155円
頁数・縦 305P 15cm

商品内容

要旨

一九八五年のこと。写真家・古屋誠一は、妻・クリスティーネが自殺した直後の姿をカメラに収めた。九一年、東京のギャラリーで古屋の写真と出会った写真家・小林紀晴は「何を表現しているのか」と激しく混乱しながらも、気づけば「目を背けたいのだが、もっと見たくなる。とにかく、心が大きく揺さぶられ」ていた。十二年に及ぶ取材と執筆の果てに小林が辿り着いた、表現者の「呪われた眼」とは?人間の根源的欲望に迫る、傑作ノンフィクション!

目次

もはや写真ではない
けれど、ここで生きている
もっと命を燃やすために
読むべきものなのか、わからない
あなたが殺したのですか
死に追いやるために
美しく、晴れ晴れと
覚悟はできている
語りえない孤独
一回限りなのか
訊けば、終わらなくなる
すべてから、遠く

おすすめコメント

なぜ、写真家は、自殺した妻の最期をカメラに収めたのか?  撮っていいのか。発表していいのか……各紙誌で絶賛! 人間の本質に迫る極上のノンフィクションが待望の文庫化!

著者紹介

小林 紀晴 (コバヤシ キセイ)  
1968年、長野県生まれ。95年、『ASIAN JAPANESE』でデビュー。97年『DAYS ASIA』で日本写真協会新人賞を受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)