河童の日本史
ちくま学芸文庫 ナ22−2
出版社名 | 筑摩書房 |
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出版年月 | 2019年11月 |
ISBNコード |
978-4-480-09959-4
(4-480-09959-X) |
税込価格 | 1,760円 |
頁数・縦 | 461P 15cm |
商品内容
要旨 |
水辺に出没する日本の妖怪・河童。本書は、民間伝承や文献に出現するこの空想生物を、時代ごと地域ごとに精査。そこから、近世の潅漑用水発達と鎖国にともない内陸の河沼へ目が向けられたこと、ワニやスッポンなど水棲生物を祖型としつつ、水死者・被差別民・処刑キリシタン等のイメージが多元的に重なって河童となったことが浮かびあがる。民俗学と科学史を横断した異色の生物学者による実証分析的空想生物学の著作。その底流には、日本人の生命観へのアプローチが満ち満ちている。 |
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目次 |
第1章 河童前史 |