青い灯の百物語
集英社オレンジ文庫 し8−1
出版社名 | 集英社 |
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出版年月 | 2019年11月 |
ISBNコード |
978-4-08-680286-4
(4-08-680286-4) |
税込価格 | 726円 |
頁数・縦 | 312P 15cm |
商品内容
要旨 |
異形とヒトの間を取り持つことを生業としてきた真魚寺家の裔である千歳には、古い付き合いのある小説家がいる。青原灯―着流し姿に整った顔立ちをした青年だ。表向き、灯は千歳の従兄となっているが、それは真っ赤な嘘。灯は従兄でも何でもなく、幼い日に千歳が契約を結んだ怪異なのだ。大学に進学した春、百鬼夜行の噂を聞いた千歳は見に行こうとするけれど…? |
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おすすめコメント
妖怪、怪異、化け物、あやかし。この世に存在する、徒人には見えぬもの、触れえぬもの。それを見て、触れて、それらと交渉したり、ときに人間のために彼らを排除したりする――それが昔から続く真魚寺の家業だ。そんな裔である千歳には、古い付き合いのある小説家がいる。青原灯――着流し姿に整った顔立ちをした青年だ。表向き、灯は千歳の従兄となっているが、それは真っ赤な嘘。灯は従兄でも何でもなく、幼い日に千歳が契約を結んだ妖怪なのだ。千歳の命が尽きるまで千歳を守り、その対価として、千歳の精気を少しずつ貰い受けるという契約だ。表面的には気安く親しい関係であっても、ヒトと怪異という存在は違う。異なる時の流れと世界で生きるふたりの絆は、やがて変質し始めてしまうもので……?