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まちの居場所、施設ではなく。 どうつくられ、運営、継承されるか

文化とまちづくり叢書

出版社名 水曜社
出版年月 2019年11月
ISBNコード 978-4-88065-475-1
4-88065-475-2
税込価格 2,750円
頁数・縦 179P 21cm

商品内容

要旨

本書では4つの場所を取り上げる。東京都江戸川区で子どもだけでも入れる喫茶店として開かれた「親と子の談話室・とぽす」(1987年〜)、大阪市千里ニュータウンで空き店舗を活用して開かれた「ひがしまち街角広場」(2001年〜)、東日本大震災の被災地である岩手県大船渡市に開かれた「ハネウェル居場所ハウス」(2013年〜)、そして、新潟市に「地域包括ケア推進モデルハウス」として開かれた「実家の茶の間・紫竹」(2014年〜)。4つの場所の具体的な姿を描くことを通して、「まちの居場所」では何が大切にされ、それはどのように継承していくことができるのかを考察した。

目次

第1章 4つの「居場所」
第2章 施設ではない「場所」
第3章 親と子の談話室・とぽす
第4章 ひがしまち街角広場
第5章 居場所ハウス
第6章 実家の茶の間・紫竹
第7章 運営の継続
第8章 「私」と「地域」にとっての価値
第9章 価値を継ぎ、さらにゆたかに

著者紹介

田中 康裕 (タナカ ヤスヒロ)  
1978年京都府生まれ。大阪大学大学院工学研究科博士後期課程修了、博士(工学)。まちの居場所の研究・実践を続けている。清水建設技術研究所を経て、2013年から岩手県大船渡市に移り住み、「居場所ハウス」の運営・研究に携わる。2014年よりワシントンDCの非営利法人「Ibasho」がフィリピン、ネパールで進めるプロジェクトのサポート・研究。2015年8月より特定非営利活動法人Ibasho Japan・副理事長。東京大学大学院経済学研究科・特任研究員(2015〜2017)。2018年10月よりIbasho Japan・代表(〜現在)。大阪府の千里ニュータウンで長年「まちの居場所」、計画住宅地のアーカイブに関する研究と実践を行い。現在千里ニュータウン研究・情報センター事務局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)