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日本の美

中公文庫 な58−2

出版社名 中央公論新社
出版年月 2019年11月
ISBNコード 978-4-12-206799-8
4-12-206799-5
税込価格 902円
頁数・縦 235P 16cm

商品内容

要旨

「西洋と東洋の美」「中国と日本の美の相違」から始まり、日本の文学に通底する「もののあわれ」「わび」「幽玄美」などを語り、「世界における日本の美の位置」「日本の美を貫くもの」を探究する。ほかに『近代美の研究』から機械やスポーツに関する論考とさらに全集未収録のエッセイ「現代日本画の一つの課題」を追補。初文庫化。

目次

日本の美(西洋の美と東洋の美
中国と日本の美
日本のこころと日本の美
文学―さやけさ・もののあわれ
文学―幽玄・わび
文学―軽み・いき
美術(その一)
美術(その二)
美術(その三)
音楽
舞台
世界における日本の美の位置
日本の美を貫くもの)
近代美の研究(現代における美の諸性格
機械美の構造
スポーツ気分の構造
近代美と世界観
思想的危機における芸術ならびにその動向)
現代日本画の一つの課題 中公文庫版増補

おすすめコメント

西洋と日本の美、中国と日本の美の相違に始まり、日本文化に通底する「もののあわれ」「わび」「幽玄美」などを語る。全集未収録の論考追補。〈解説〉木下長宏

著者紹介

中井 正一 (ナカイ マサカズ)  
1900(明治33)年、大阪市生まれ。25(大正14)年、京都帝国大学文学部哲学科卒業。30(昭和5)年、「美・批評」を創刊。33(昭和8)年の滝川事件を経て、34(昭和9)年、京都帝国大学文学部講師。ファシズムに対抗するため、35(昭和10)年、「世界文化」、翌年、「土曜日」を創刊したが、37(昭和12)年、治安維持法違反により検挙。47(昭和22)年、広島県知事選に立候補するも落選、48(昭和23)年、国立国会図書館副館長に就任。1952(昭和27)年、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)