日本大空爆 米軍戦略爆撃の全貌
出版社名 | さくら舎 |
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出版年月 | 2019年12月 |
ISBNコード |
978-4-86581-225-1
(4-86581-225-3) |
税込価格 | 1,980円 |
頁数・縦 | 302P 19cm |
商品内容
要旨 |
「都市を、住民を、効率よく爆撃せよ!」「日本全国で50万人が爆死!」街と人々を猛火に包み焼き払った焼夷弾爆撃の実態。米軍第一級の一次史料がいま明らかに!敗戦直後の人々が語った米国戦略爆撃調査団による全国3500人インタビュー(抜粋)も収録!“作戦任務報告書”“空襲損害評価報告書”ほか米軍資料写真など図版60点超! |
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目次 |
序章 本土空襲―民間人を狙った空爆の実態 |
おすすめコメント
「都市を、住民を、効率よく爆撃せよ!」敗戦直後の1945年9月、米国戦略爆撃調査団が1000人体制で日本各地の徹底調査をはじめた。米軍による「戦略爆撃」の検証である。太平洋戦争末期のB29による本土空襲は東京大空襲が有名だが、空爆は全国でおこなわれた。大阪大空襲、神戸大空襲、名古屋大空襲などでも多数の死傷者が出、犠牲者は全国で50万人といわれる。本書はこれまでほとんど手つかずだった膨大な米国戦略爆撃調査団の報告書(英文)をもとに、大阪、神戸、名古屋、富山、和歌山などの大空爆の実態に迫る。分析文書には、米軍がいかに効率よく空爆するか、いかに広範囲を焼き尽くすか冷徹に邁進する様が記されている(10万人が死んだ東京大空襲は米軍にとって「失敗」とされている)。「無差別爆撃」といわれる本土空襲の実態は明確に民間人を狙った空爆であった。また、調査団が降伏時や戦争についての思いなどを聞いた全国3500人インタビューの抜粋も収録。※2017年4月〜2019年3月に、毎日新聞(大阪本社版)で連載した「発掘 戦禍の証し」を全面的に書き直し、大幅加筆。