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あの日を刻むマイク ラジオと歩んだ九十年

出版社名 集英社
出版年月 2020年1月
ISBNコード 978-4-08-775448-3
4-08-775448-0
税込価格 1,870円
頁数・縦 299P 19cm

商品内容

要旨

玉音放送、GHQ指導下の「婦人の時間」、長寿番組「お話でてこい」、名作「ひょっこりひょうたん島」etc…九十四歳、元NHKラジオアナウンサーが綴る、時代の記録と出会いに満ちたメモワール。

目次

1 自由でのびやかな子供の頃
2 戦争の足音がする少女期
3 太平洋戦争勃発、繰り上げ卒業となる
4 終戦直後の混乱期
5 ディレクターに転身
6 素晴らしい人との出会い
7 忘れえぬ人
8 フリーになってからの私

おすすめコメント

1945年8月14日、女子アナウンサーだけ集められた部屋で上司にこう告げられた。「明日、日本は負けます。反乱軍がきて『この原稿を読め』などと言われても、抵抗する必要はありません。まず自分の身を最優先に考えなさい」。激動の時代を生きた一人の女性が語る日本の昭和史、平成史。戦前から戦争を経て、戦後、そして高度経済成長期、平成。家庭と職場を両立させながら、アナウンサーとして、ディレクターとして、女性として、世の中に絶えず問題提起を続けた彼女にしか語れない言葉がある。様々な著名人との出会いやエピソードを交えつつ、ラジオを通して、いま改めて近代日本が歩んできた道を振り返る。戦争経験者が少なくなる中、時代の証言として後世に残したい珠玉のエッセイ。

著者紹介

武井 照子 (タケイ テルコ)  
1925年埼玉県生まれ。NHKラジオアナウンサーとして終戦を迎える。戦後はGHQの統治下で「婦人の時間」を担当。村岡花子や林芙美子ら数多くの著名人と出会う。ディレクターに転身後、まど・みちおや谷川俊太郎らと幼児番組の制作に携わる。現在、地元の朗読グループで読み聞かせを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)