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驚くべき日本語

集英社文庫 は52-1

出版社名 集英社
出版年月 2020年1月
ISBNコード 978-4-08-744069-0
4-08-744069-9
税込価格 660円
頁数・縦 213P 16cm

商品内容

要旨

日本語は複雑、外国人には難しいというのは、全くの誤解!日本語こそ「世界共通語」に相応しい!長年日本で過ごし、多くの日本文学を英訳、世界に紹介してきた外国人作家が語る、斬新な日本語論。体系や特性、起源から世界語の可能性までを説く。日本人には気づきにくい「日本語」の柔軟性や表現力の豊かさ、響きの美しさを、文学作品を例にわかりやすく解説。国際化が進む今、日本語の魅力を再発見!

目次

第1章 言葉とは何か(言語は、一言語から新しい多言語へと分岐した
言葉は「敵」と「味方」を区別する道具になっていった ほか)
第2章 日本語は曖昧でもむずかしい言語でもない(日本語は、「世界言語」に最も向いている言語の一つである
日本語はむずかしいという神話はなぜ生まれたのか? ほか)
第3章 日本語―驚くべき柔軟性をもった世界にもまれな言語(日本語は「かな」を足すだけで、別のニュアンスを加えられる
柔軟性のある日本語は他言語ほどの語彙を必要としない ほか)
第4章 世界に誇る美しい響きの日本語とは(言葉の「響き」とは何か
言葉の響きと意味の結合から生まれるイメージが、美しさの基準となる ほか)
第5章 「世界語」(リングア・フランカ)としての日本語(かつての植民地化時代、その可能性はあった
もし日本語が植民地で国際語化していたら、日本語はどうなっていたか? ほか)

著者紹介

パルバース,ロジャー (パルバース,ロジャー)   Pulvers,Roger
1944年アメリカ生まれ。カリフォルニア大学ロサンジェルス校卒業後、65年ハーバード大学大学院ロシア地域研究所修士号取得。ワルシャワ大学、パリ大学留学を経て、67年来日。京都産業大学でロシア語・ポーランド語講師、72年オーストラリア国立大学で日本語・日本文学を講義。82年「戦場のメリークリスマス」助監督を務める。2017年「STAR SAND‐星砂物語‐」で初監督。08年第18回宮沢賢治賞、13年第19回野間文芸翻訳賞、15年第9回井上靖賞を受賞。18年旭日中綬章受章
早川 敦子 (ハヤカワ アツコ)  
1960年生まれ。津田塾大学学芸学部英語英文学科教授。専門は20世紀から現代にいたる英語圏文学、翻訳論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)