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卍どもえ

出版社名 中央公論新社
出版年月 2020年1月
ISBNコード 978-4-12-005258-3
4-12-005258-3
税込価格 1,980円
頁数・縦 455P 20cm

商品内容

要旨

東京・青山にデザイン事務所を構える瓜生甫と妻のちづるは、セックスレスの関係にあった。ちづるはある日、知人に紹介された年下のネイリスト塩出可奈子に誘われて、性愛の関係を結ぶ。さらに、瓜生と旧知で「不思議なお色気」のある毬子と意気投合したちづるは、可奈子を毬子に紹介し…都会の喧噪の中で交わされる、優雅で淫靡な秘密のささやき。錯綜する彼らの思惑がたどり着く先とは。

おすすめコメント

時代と向き合い、社会を書く、ということ。現代日本最高峰の作家は、〈平成〉を舞台に何を描き出すのか――。人の世が綾なす芳醇の最新作!平成の東京を舞台に、男女の、そして女たちの秘密のささやきが交わされる。恍惚の営みは破滅の予兆か……

著者紹介

辻原 登 (ツジハラ ノボル)  
1945年(昭和20)和歌山県生まれ。90年『村の名前』で第103回芥川賞受賞。99年『翔べ麒麟』で第50回読売文学賞、2000年『遊動亭円木』で第36回谷崎潤一郎賞、05年『枯葉の中の青い炎』で第31回川端康成文学賞、06年『花はさくら木』で第33回大佛次郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)