• 本

診療所の財務実態 多角化・多拠点化の財務的効果

出版社名 中央経済社
出版年月 2020年1月
ISBNコード 978-4-502-33071-1
4-502-33071-X
税込価格 4,730円
頁数・縦 307P 22cm

商品内容

要旨

ますます重要性が高まる地域医療の担い手でありながら、これまで十分にその財務実態が把握分析されてこなかった診療所を対象に、その経営類型に着目して財務実態を明らかにする。その際の経営類型別の財務実態の一部は、医科診療所が介護老人保健施設や通所介護等の併営により多角化した類型の実態であったり、単独の診療所から複数の診療所を経営するようになった多拠点化類型の実態であったりする。そこでこれらの類型間の財務実態の比較を通じて、診療所の多角化・多拠点化という事業拡大策の財務的影響を考察する。

目次

第1章 事業報告書等データベースの概要―本研究の基盤
第2章 法人属性別の構成割合―経営類型への着目と定義
第3章 法人属性別の経済規模実態―資産額及び収益額への法人属性の影響
第4章 基本経営5類型全体及び医科歯科別の財務実態
第5章 経営類型別の財務実態―多角化・多拠点化の財務的効果
第6章 法人属性別の財務実態―医科診療所のみ基本経営類型を対象として
第7章 経営類型別かつ法人属性別の財務実態―医科診療所のみ基本経営類型を対象として
第8章 医科診療所のみ基本経営類型における財務実態への法人属性の影響力―法人属性を説明変数とする回帰分析
終章 本書の総括

著者紹介

荒井 耕 (アライ コウ)  
一橋大学大学院経営管理研究科教授。1994年一橋大学商学部卒業。2001年富士総合研究所勤務を経て、一橋大学大学院商学研究科博士課程修了。博士(商学)取得。大阪市立大学大学院経営学研究科専任講師、助教授、准教授を経て、2008年一橋大学大学院商学研究科准教授。2012年一橋大学大学院商学研究科教授。中央社会保険医療協議会公益委員(2015年〜)。専門分野、管理会計、原価計算、医療管理会計、公会計(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)