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日本人の一年と一生 変わりゆく日本人の心性

改訂新版

出版社名 春秋社
出版年月 2020年1月
ISBNコード 978-4-393-29161-0
4-393-29161-1
税込価格 1,980円
頁数・縦 238P 19cm
シリーズ名 日本人の一年と一生

商品内容

要旨

私たちの生活のリズムが個人の嗜好に還元され、情報と消費の中で彷徨するにつれ、生活に溶けこんでいた行事・儀礼文化も縮小・消滅へ向かうしかないのか。これからの日本文化や社会の在り方を考えるために年中行事と通過儀礼を考えるロングセラー、待望の全面改訂版。

目次

第1章 年中行事(正月―「めでたさ」の現在
節分―「鬼は外」の声は響かず
バレンタインデーとホワイトデー―日本人が作ったキリスト教行事
雛祭りと端午の節句―聖性のゆくえ
母の日と父の日―核家族化の中で
七夕―短冊に願いを込めて
お盆―ご先祖様のゆくえ
ハロウィン―ハロウィンは定着するか
クリスマス―日本人のキリスト教度)
第2章 通過儀礼(出産と誕生日―幸せにつつまれて魂は付着したのか
七五三―家族の記念日
成人式―私たちはいつ大人になれるのか
二分の一成人式・立志式―子どもと大人のあいだで
結婚式―私たちの幸せの形
厄年と年祝い―延びる寿命とライフシフト
変容する死の儀礼―「死にがい」を取り戻すことはできるのか)
最終章 現代日本の儀礼文化再考

おすすめコメント

日本の年中行事と通過儀礼をその起源や歴史から現状までわかりやすく紹介して好評を博してきたロングセラーを、ハロウィンや二分の一成人式など新興の行事や、結婚式や葬儀の簡素化・多様化など近年の変化を踏まえて全面改訂、いまの日本をとらえなおす。

著者紹介

石井 研士 (イシイ ケンジ)  
1954年、東京に生まれる。東京大学大学院人文科学研究科宗教学・宗教史学専攻博士課程単位取得満期退学。東京大学文学部助手、文化庁宗務課専門職員を歴任。現在、國學院大學神道文化学部教授。博士(宗教学)。専門は宗教学、研究テーマは現代社会と宗教。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)