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脳と心の考古学 統合失調症とは何だろうか

出版社名 日本評論社
出版年月 2020年2月
ISBNコード 978-4-535-98486-8
4-535-98486-7
税込価格 2,750円
頁数・縦 207P 20cm

商品内容

要旨

分子生物学者・精神科臨床医がサイエンスと人文諸科学を自在に往還し、脳という物質に還元できない心の謎に迫る。

目次

第1部 統合失調症とは何だろうか(統合失調症は分子生物学で解明できるのか
統合失調症は実体種か?
言語の条件―人類にとって統合失調症とは何か ほか)
第2部 精神医学とは何だろうか(脳でない心―心の病は医療化できるか
近代科学の死角―客観と主観の二分構造
コトの科学とモノの世界―精神疾患はモノかコトか?)
第3部 人間にとっての進化と病(「科学」の歴史と病のメタファー
「進歩」は廻る―螺旋の哲学
家族と倫理の起源 ほか)
エピローグ 科学者の魂

著者紹介

糸川 昌成 (イトカワ マサナリ)  
1961年東京都生まれ。埼玉医科大学卒業。東京医科歯科大学医学部精神神経科、東京大学脳研究施設、米国国立衛生研究所(NIH)研究員、理化学研究所分子精神科学研究チームなどを経て、現在、東京都医学総合研究所副所長、同病院等連携研究センターセンター長、同統合失調症プロジェクト参事研究員。分子生物学者として研究活動を行う傍ら、東京都立松沢病院等で精神科医として臨床に従事する。専門は精神医学、分子生物学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)