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七度笑えば、恋の味

出版社名 小学館
出版年月 2020年2月
ISBNコード 978-4-09-386571-5
4-09-386571-X
税込価格 1,650円
頁数・縦 300P 19cm

おすすめコメント

第1回「日本おいしい小説大賞」受賞作!  「幸福な食卓」なんて、私にはきっと一生訪れない――――。 自分の容貌に強烈なコンプレックスを抱く28歳の日向桐子は、人目に触れぬよう外では常にマスクと眼鏡を身につけて暮らしている。勤務先である、「優しい料理」のサービスに力を入れる単身高齢者向けマンション『みぎわ荘』でも、職場の人間関係をうまく築くことができない。もう辞めよう、そう思っていた桐子の前に現れたのは、『みぎわ荘』最上階の住人で、72歳の不良老人・匙田譲治だった。小粋な江戸弁で話す匙田に連れてこられた「居酒屋やぶへび」で、大雑把ながら手際よくつくられた温かい料理と、悩み多き人生を懸命に生きる心優しい人々との対話を通じ、桐子の心は少しずつほぐされてゆき……。44歳差の恋、はじまる!? おいしい料理シーンが散りばめれられた、心温まる恋味小説! 本当の自分でいられる場所を見失っているあなたへ。温かくてほっと安らぐ、極上の「おいしい小説」はいかがですか?

著者紹介

古矢永 塔子 (コヤナガ トウコ)  
1982年青森県生まれ。弘前大学人文学部卒業。2017年より小説を書き始める。「七度洗えば、こいの味」で第1回日本おいしい小説大賞受賞。同作の改題『七度笑えば、恋の味』でデビューを飾る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)