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詩記列伝序説

出版社名 双子のライオン堂出版部
出版年月 2020年3月
ISBNコード 978-4-910144-01-6
4-910144-01-3
税込価格 2,530円
頁数・縦 204P 20cm

商品内容

要旨

ボルヘス、セルバンテス、カフカ、ベンヤミン、シェイクスピア、キルケゴール、アンデルセン、司馬遷、北村透谷、柳田国男、粕谷栄市、宮沢賢治…世界文学の星座布置に目を凝らしユーモアを手放さずに紡がれた渾身の「道案内」―夜空にきらめく“詩劇”を深く読み解くために。

目次

“読者教”信者のひとりごと―序に代えて
1(天のように母のように―ある著作のための序
ピエール・メナールとその先駆者たち
“混在郷”にて
ガレキの山に埋もれたる歴史あることよ
極詩的言語学入門
打出の小槌考
道化としてなら生きられる)
2(此情可待成追憶―粕谷栄市頌
“帽子病”の四十年―粕谷栄市ノート)
3(目的地と道
ほんたうにおれが見えるのか
世界劇場のサーバント―“シェイクスピアとセルバンテス”のための序
“冬の大三角”座で正しく不安を学ぶ)

著者紹介

室井 光広 (ムロイ ミツヒロ)  
1955年1月、福島県南会津生まれ。早稲田大学政治経済学部中退、慶應義塾大学文学部哲学科卒業。1988年、ボルヘス論「零の力」で群像新人文学賞受賞。著書に『おどるでく』(1994年、第一一一回芥川賞受賞)など。2012年、文芸雑誌「てんでんこ」を創刊し第12号まで刊行。2019年9月、急逝。享年六十四(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)