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多和田葉子ノート

出版社名 双子のライオン堂出版部
出版年月 2020年3月
ISBNコード 978-4-910144-00-9
4-910144-00-5
税込価格 2,750円
頁数・縦 251P 20cm

商品内容

要旨

“国際的歩き巫女”の操る詩的言語の秘法に肉薄し、その文業の過去・現在・未来を照射する!“言葉そのもの”を語りつくした珠玉の対話2篇も収録。

目次

1 ノート篇(ディヒターの心配―多和田葉子ノート1
みにくいヒヒルの子―多和田葉子ノート2
オチカエリの練習生―多和田葉子ノート3)
2 序説篇(詩嚢中の錐
メランコリーの根源
今日のみ見てや雲隠りなむ)
3 ブック・レヴュー篇(あやしのアルキミコ―『ゴットハルト鉄道』
闇あがってくるもの―『ふたくちおとこ』
月裏人からのオマージュ
“愛苦しさ”あふれる物語―『雪の練習生』)
4 対話篇―多和田葉子+室井光広(言葉の「物の怪」・1997.6.9
言葉そのものがつくる世界・2017.4.19)

著者紹介

室井 光広 (ムロイ ミツヒロ)  
1955年1月、福島県南会津生まれ。早稲田大学政治経済学部中退、慶應義塾大学文学部哲学科卒業。1988年、ボルヘス論「零の力」で群像新人文学賞受賞。著書に『おどるでく』(1994年、第一一一回芥川賞受賞)など。2012年、文芸雑誌「てんでんこ」を創刊し第12号まで刊行。2019年9月、急逝。享年六十四(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)