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教師崩壊 先生の数が足りない、質も危ない

PHP新書 1223

出版社名 PHP研究所
出版年月 2020年4月
ISBNコード 978-4-569-84685-9
4-569-84685-8
税込価格 1,155円
頁数・縦 318P 18cm

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要旨

働き方改革は今や多くの組織で取り組まれているが、一向に進む気配がない業種もある。その一つが「学校」である。全国の小・中・高等学校の現場では、教師の人手不足や質の低下に加え、長時間労働の常態化といった深刻な問題が山積。将来を担う子どもたちに十分な教育が行き渡らなくなっているのだ。本書では、教師不足、教育の質の低下、教師の過労による死や精神の病、教師の「学び」の不足、学校や教師への信頼低下といった危機的状況を「ティーチャーズ・クライシス」と名づけ、その現状を分析するとともに解決策を提言する。全国の学校現場を見て歩く著者は、自らの独自調査の結果や教師や教育に関連する各種データをふんだんに活用しながら、日本の学校教育の構造的問題を明らかにし、「学校の肥大化」を防ぐという解決策を見出している。著者は教育研究家、学校業務改善アドバイザー。野村総合研究所を経て、2016年から独立。文科省での講演のほか全国各地で教職員研修やコンサルティングを手がけている。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2020年6月26日]

商品内容

要旨

教師の4割は月1冊も本を読まない。毎年5000人が精神疾患で休職。なぜ日本の教育はここまで劣化したか。気鋭の教育研究家が豊富なデータで解説!

目次

第1章 クライシス1 教師が足りない―担任がいない、授業ができない、優秀な人が来ない
第2章 クライシス2 教育の質が危ない―読解力の低下、少ない公的資金、受け身の生徒の増加
第3章 クライシス3 失われる先生の命―長時間労働、うつ病の増加、死と隣り合わせの学校現場
第4章 クライシス4 学びを放棄する教師たち―理不尽な校則、画一的な指導、考えなくなった先生
第5章 クライシス5 信頼されない教師たち―多発する不祥事、失敗から学ばない学校、教育行政
第6章 教師崩壊を食い止めろ!―ティーチャーズ・クライシスの打開策

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新進気鋭の教育評論家が解き明かす「ティーチャー・クライシス」の真実とは? 日本の教師の知られざる窮状と、打開策を提言する一冊!

著者紹介

妹尾 昌俊 (セノオ マサトシ)  
教育研究家、学校業務改善アドバイザー。徳島県出身。京都大学大学院法学研究科を修了後、野村総合研究所を経て、2016年から独立。文科省での講演のほか全国各地で教職員研修やコンサルティングを手がけている。中央教育審議会「学校における働き方改革特別部会」委員、スポーツ庁、文化庁において、部活動のあり方に関するガイドラインをつくる有識者会議の委員も務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)