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共感経営 「物語り戦略」で輝く現場

出版社名 日経BP日本経済新聞出版本部
出版年月 2020年5月
ISBNコード 978-4-532-32337-0
4-532-32337-1
税込価格 1,980円
頁数・縦 284P 20cm

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要旨

近年、数字やデータによるドライな分析だけでなく、人間同士の「共感」をベースとした企業経営が注目されている。マイクロソフトのサティア・ナディラCEOも、「共感の経営」「共感のリーダーシップ」を唱え、V字回復を達成した。では、日本企業がめざすべき「共感経営」とは、どんなものなのか。本書では、日本企業による「共感経営」の成功事例を、野中郁次郎氏の「知識創造理論」をはじめとする諸理論をもとに分析、イノベーションや組織運営に「共感」をいかに用いるかを論じている。イノベーションを生み出すには、客観的な分析を主にするのではなく、顧客や、組織のトップやメンバー、あるいはモノなどに「共振・共感・共鳴」し、そこから「本質」を直観する。そして、そこから、常識や習慣とは異質の「跳ぶ仮説」を発想しつつ、組織の中で「本質」を共有していくことが重要なのだという。著者の野中郁次郎氏は一橋大学名誉教授。富士電機製造勤務を経て、カリフォルニア大学経営大学院(バークレー校)にてPh.D取得。『知略の本質』(日本経済新聞出版)、『ワイズカンパニー』(東洋経済新報社)など多数の共著書がある。勝見明氏はジャーナリストで、経済・経営分野を中心に執筆。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2020年9月11日]

商品内容

要旨

企業経営や事業の遂行において、共感を起点とし、ものごとの本質を直観するなかで、「跳ぶ仮説」を導き出し、イノベーションを起こす、もしくは、大きな成功に至る。そのプロセスにおいても、さまざまな局面で共感が介在し、共感の力がドライブや推進力となって、論理だけでは動かせないものを動かし、分析だけでは描くことのできないゴールに到達する。それが共感経営です。本書は、企業経営や事業におけるイノベーションや大きな成功は、論理や分析ではなく、「共感→本質直観→跳ぶ仮説」というプロセスにより実現されることを、九つのケース、および三つの参考事例で示します。

目次

序章 共感と物語りが紡ぐ経営
第1章 価値を生む経営は「出会い」と「共感」から生まれる
第2章 イノベーションは「共感・本質直観・跳ぶ仮説」から生まれる
第3章 「知的機動戦」を勝ち抜く共感経営
第4章 不確実性の時代を「物語り戦略」で勝ち抜く
第5章 共感型リーダーに求められる「未来構想力」

おすすめコメント

ビジネス誌『Works』の好評連載「野中郁次郎の成功の本質」から、「共感経営」「物語り戦略」でハイ・パフォーマンスを生む現場の事例を抜粋。元気な現場を創り出すヒントが満載。

著者紹介

野中 郁次郎 (ノナカ イクジロウ)  
1935年生まれ。一橋大学名誉教授・早稲田大学特命教授。早稲田大学政治経済学部卒業後、富士電機製造勤務を経て、カリフォルニア大学経営大学院にてPh.D.取得。一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授を経て現職。著書多数
勝見 明 (カツミ アキラ)  
1952年生まれ。東京大学教養学部教養学科中退後、フリージャーナリストとして経済・経営分野を中心に執筆。企業組織経営・人材マネジメントに詳しい。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)