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運命の八分休符

創元推理文庫 Mれ1−3

出版社名 東京創元社
出版年月 2020年5月
ISBNコード 978-4-488-49813-9
4-488-49813-2
税込価格 858円
頁数・縦 283P 15cm

商品内容

要旨

困ったひとを見掛けると放ってはおけない心優しき落ちこぼれ青年・軍平は、お人好しな性格が災いしてか度々事件にまきこまれては、素人探偵として奔走する羽目に。殺人の容疑をかけられたモデルを救うためアリバイ崩しに挑む表題作など、五人の女性をめぐる五つの短編を収める。軽やかな筆致で心情の機微とともに鮮やかな反転を巧みにうかびあがらせる、隠れた傑作と名高い連作集。

おすすめコメント

困ったひとを見掛けると放ってはおけない心優しき落ちこぼれ青年・軍平は、お人好しな性格が災いしてか度々事件にまきこまれては素人探偵として奔走する羽目に。殺人容疑をかぶせられたモデルを救うため鉄壁のアリバイ崩しに挑む表題作をはじめとして、数ある著者の短編のなかでもひときわ印象深い名品「観客はただ一人」など全五編を収める。軽やかな筆致で心情の機微を巧みにうかびあがらせ、隠れた傑作と名高い連作推理短編集。

著者紹介

連城 三紀彦 (レンジョウ ミキヒコ)  
1948年愛知県生まれ。早稲田大学卒。78年「変調二人羽織」で第3回幻影城新人賞を受賞、79年に初の著書『暗色コメディ』を刊行する。81年「戻り川心中」が第34回日本推理作家協会賞を、84年『宵待草夜情』が第5回吉川英治文学新人賞を受賞。同年『恋文』が第91回直木賞を受賞して、恋愛小説の名手として評価を確立する。その後もミステリ的手法を恋愛小説に昇華させた傑作を多数発表。96年『隠れ菊』が第9回柴田錬三郎賞を受賞。2013年没。翌年、第18回日本ミステリー文学大賞特別賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)