• 本

人はなぜ死に急ぐか 小規模精神科病院50年の経験

出版社名 星和書店
出版年月 2020年6月
ISBNコード 978-4-7911-1056-8
4-7911-1056-0
税込価格 2,090円
頁数・縦 176P 19cm

商品内容

要旨

彼らは、なぜ自殺しなければならなかったのか?彼らは何を訴えたかったのか?著者が開設した精神病院における50年間の全自殺例を全て洗い出し、その47人の背景・状況を綿密に調査・分析。自殺防止の手がかりを探る。

目次

1 人は何故死に急ぐか―小規模精神科病院五十年の経験より(自殺した患者さんの分析
統合失調症圏の事例の分析
躁うつ病圏の事例の分析
境界例(ボーダーライン)の事例
平成の自殺急増期と新・自殺予備群
平成の自殺急増期―その背景と新・自殺予備群の人たち
自殺対策の展開
人は何故死に急ぐか)
2 精神科医療半世紀の変遷と統合失調症医療の展開(統合失調症の問題
一九六〇年代の精神科医療
金沢学会―精神医学における権威構造の崩壊
精神保健法の成立とその背景
昭和六十二年法改正―新しい医の哲学との出会い
精神科病院のアメニティ改善と地域活動
日本の精神科医療の将来)

著者紹介

高柳 功 (タカヤナギ イサオ)  
医療法人社団四方会有沢橋病院理事長。昭和12年12月13日富山市生まれ。昭和37年信州大学医学部卒業。同大大学院にて西丸四方教授のもとで精神病理学を学び昭和42年大学院修了、医学博士。同年7月国立武蔵療養所(現:国立精神・神経医療研究センター)勤務を経て、昭和46年、有沢橋病院を設立。精神科医療における社会復帰活動と、開放的処遇の推進をモットーに、小規模経営による地域密着型精神科医療を実施している。元日精協医療政策委員会委員長。元小規模精神科病院全国協議会会長。日本精神病理学会名誉会員、日本統合失調症学会評議員、日本司法精神医学会評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)