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ローマの哲人セネカの言葉

講談社学術文庫 2616

出版社名 講談社
出版年月 2020年7月
ISBNコード 978-4-06-520052-0
4-06-520052-0
税込価格 1,430円
頁数・縦 255P 15cm

商品内容

要旨

人間の一生は短くはかない。だから欲の奴隷から脱し、自らを見つめよ―「生」を考え抜いたセネカ(?〜六五)の魅力を再発見した作家が自ら翻訳し、現代を生きる日本人への箴言集として最晩年に書き下ろしたエッセイ。「道徳性が完全に欠落」した日本を憂え、ときに苛烈な筆致で叱咤激励する。よく生きるためのヒントを凝縮した、新しいセネカ入門書。

目次

序―セネカ略伝
1(「マルキアへの慰め」
「人生の短さについて」)
2(「道徳についてのルキリウスへの手紙」)
3(「ヘルヴィアへの慰め」
「幸福な人生について」
「心の落着きについて」
「閑暇について」
「神意について」)
おわりに―現代人にとってセネカとは何か?

おすすめコメント

作家・中野孝次が晩年自らの翻訳で読み解いた、ローマ帝国の要人セネカ(?〜65年)の入門篇。(原本:2003年岩波書店刊)

著者紹介

中野 孝次 (ナカノ コウジ)  
1925‐2004。千葉県生まれ。東京大学文学部卒、國學院大學教授。作家、評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)