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山の霊異記 〔5〕

ケルンは語らず

角川文庫 あ74−5

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2020年7月
ISBNコード 978-4-04-109304-7
4-04-109304-X
税込価格 704円
頁数・縦 219P 15cm
シリーズ名 山の霊異記

商品内容

要旨

雪山の避難小屋に響く、ドアを叩く音と叫び声…その意味を理解した瞬間、猛烈な恐怖にとらわれる(「雪山の叫び」)。北アルプスの雄大な自然の中、一人テント泊を楽しむ男が目撃した、異様な光景とは―(「奥又白池の残影」)。数々の奇跡的な生還を遂げた山男が、屏風岩の登攀でパーティに頼んだ切実な願い(「不死身の男」)。現実と地続きでありながら、異界としての山の風景と霊気を存分に堪能できる21篇。本当に怖い山岳怪談。

おすすめコメント

山岳怪談の第一人者が臨場感たっぷりにつづる山の不思議譚山の空気を堪能する母娘の後をつけてくる黒い影、山登りの最中に知人からかかってきた電話に隠された秘密、暴風雨の夜テント泊の男性が遭遇した恐怖。山という場所の魅力と恐怖を畏怖の念とともに描きだす。

著者紹介

安曇 潤平 (アズミ ジュンペイ)  
1958年、東京都生まれ。99年、くも膜下出血を発症するも奇跡的に回復する。その後、ホームページにて怪談作品を発表。山の怪談の第一人者として、活動の場を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)