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跡を消す 特殊清掃専門会社デッドモーニング

ポプラ文庫 ま10−1

出版社名 ポプラ社
出版年月 2020年8月
ISBNコード 978-4-591-16729-8
4-591-16729-1
税込価格 770円
頁数・縦 341P 16cm

商品内容

要旨

気ままなフリーター生活を送る浅井航は、飲み屋で知り合った笹川啓介の会社「デッドモーニング」で働くことになる。そこは、孤立死や自殺など、わけありの死に方をした人たちの部屋を片付ける、特殊清掃専門の会社だった。死の痕跡が残された現場に衝撃を受け、失敗続きの浅井だが、飄々としている笹川も何かを抱えているようで―。生きることの意味を真摯なまなざしで描き出す感動作!

おすすめコメント

俺が飛び込んだのは、わけありの死に方をした人達の部屋を片付ける会社だった――選考委員の満場一致で選ばれた、第7回ポプラ社小説新人賞受賞作!一気読みだった。上手い。特殊清掃という業界の内幕が持つ興味深さ・面白さだけに頼ることなく、個々のケースごとに異なるドラマを作り、そのひとつひとつが実に読ませる。主人公が「死とは何か」を考えるのと一緒に、読者も自ずと死について考えるようになる。その構成が見事。――大矢博子(書評家)気ままなフリーター生活を送る浅井航は、ひょんなことから飲み屋で知り合った笹川啓介の会社「デッドモーニング」で働くことになる。そこは、孤立死や自殺など、わけありの死に方をした人たちの部屋を片付ける、特殊清掃専門の会社だった。死の痕跡がありありと残された現場に衝撃を受け、失敗つづきの浅井だが、飄々としている笹川も何かを抱えているようで――。生きることの意味を真摯なまなざしで描き出す感動作!

著者紹介

前川 ほまれ (マエカワ ホマレ)  
1986年、宮城県出身。看護師として働くかたわら、小説を書き始める。2017年、「跡を消す」で、第7回ポプラ社小説新人賞を受賞し、翌年デビュー。19年刊行の第二作『シークレット・ペイン 夜去医療刑務所・南病舎』が第22回大藪春彦賞の候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)