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予測学 未来はどこまで読めるのか

新潮選書

出版社名 新潮社
出版年月 2020年8月
ISBNコード 978-4-10-603857-0
4-10-603857-9
税込価格 1,320円
頁数・縦 203P 20cm

商品内容

要旨

私たちは、もはや「予測」や「予想」なしには生きていけない。ウイルスの感染率、天気予報、地震・噴火、エスカレーター乗降時の無意識な動き、文字変換、カーナビや自動運転、株式市場、開票結果、世論調査、平均寿命、ガン患者の余命―社会は「予測」に満ち満ちている。スーパーコンピュータなど科学技術の進歩により、この傾向はどこまで進むのか。自然現象、社会現象など、あまたの「予測」を数理学者が読み解く。

目次

第1章 自然現象に関する予測(地震の予測
火山噴火の予測 ほか)
第2章 社会現象や生活に関する予測(衝突の予測
自動運転に関する予測 ほか)
第3章 科学や技術における予測(数学における予想
物理学における予測 ほか)
第4章 予測に関するいくつかの考察(関係性の再考
予測と遺伝 ほか)

著者紹介

大平 徹 (オオヒラ トオル)  
1963年、東京都生まれ。名古屋大学大学院多元数理科学研究科教授。1982年、グルー基金奨学生として渡米し、ハミルトン・カレッジに入学、1986年卒業。英国ケンブリッジ大学クライスツ・カレッジ、民間企業勤務を経て1993年に米国シカゴ大学大学院物理学専攻博士課程修了、Ph.D.取得。民間企業研究所を経て、2012年4月より現職。専門は「ゆらぎ」や「遅れ」を含むシステムの数理だが、研究対象の題材は数理、物理、生物・生体、社会・経済など幅広く取り上げている。東京・港区のサッカーチームに親子で所属する週末プレイヤーでもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)