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新たなミサイル軍拡競争と日本の防衛 INF条約後の安全保障

出版社名 並木書房
出版年月 2020年9月
ISBNコード 978-4-89063-401-9
4-89063-401-0
税込価格 2,640円
頁数・縦 386P 19cm

商品内容

要旨

1987年に米ソで合意されたINF条約により、地上発射型中距離ミサイルは欧州では廃棄されたが、アジア、中東ではむしろ拡散した。なかでも軍縮の枠組みに縛られない中国は核弾頭を含む中距離ミサイルを多数保有し、米中のミサイル・バランスは大きく崩れた。INF条約失効後、米国は新たな中距離ミサイルの開発に着手し、日本への配備もあり得る。中国をいかにして軍備管理の枠組みに組み入れるか?ポストINF時代の安全保障について戦略・軍事・軍縮の専門家が多面的に分析・検討する。

目次

第1章 ポストINF時代の安全保障
第2章 ポストINF時代の抑止戦略
第3章 ポストINF時代の軍備管理
第4章 NATO「二重決定」とINF条約
第5章 ロシアにとってのINF問題
第6章 ポストINF時代の米国の国防戦略と戦力態勢
終章 ポストINF時代の日本の課題
座談会―総括:ポストINFの世界はどうなるか?

著者紹介

森本 敏 (モリモト サトシ)  
防衛大学校卒業後、防衛省を経て1979(昭和54)年外務省入省。在米日本国大使館一等書記官、情報調査局安全保障政策室長など安全保障の実務を担当。初代防衛大臣補佐官、第11代防衛大臣(民間人初)、防衛大臣政策参与を歴任。2016(平成28)年より拓殖大学総長を務める
高橋 杉雄 (タカハシ スギオ)  
防衛研究所防衛政策研究室長。1977年早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了。2006年ジョージワシントン大学大学院修士課程修了。1997年より防衛研究所。防衛省防衛政策局防衛政策課戦略企画室兼務などを経て、2020年より現職。核抑止論、日本の防衛政策を中心に研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)