明の太祖朱元璋
ちくま学芸文庫 タ51−1
出版社名 | 筑摩書房 |
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出版年月 | 2020年9月 |
ISBNコード |
978-4-480-51005-1
(4-480-51005-2) |
税込価格 | 1,320円 |
頁数・縦 | 318P 15cm |
商品内容
要旨 |
疫病と政治的混乱の中、最下層民でありながら皇帝にまで登り詰め、約550年に及ぶ明清王朝の礎を築いた朱元璋。何がこの偉業を可能にしたのか。それは「聖賢と豪傑と盗賊の性格をかね備えていた」と清の智者・趙翼が指摘した資質によるものが大きいだろう。紅巾軍に身を投じた当初は盗賊の活動をし、地方政権を樹立するとひとかどの豪傑となり、皇帝となってからは諸々の制度を定め聖賢の働きをした。しかしこの三つの性格は時系列ではなく同時に併存していたのであり、治世中の残忍極まる大粛清も「聖賢」の紛れもない一側面であった。歴史上類を見ない巨人のドラマを、膨大な史料で描き出す。 |
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目次 |
順帝とその時代 |