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女の家

中公文庫 ひ1−2

出版社名 中央公論新社
出版年月 2020年9月
ISBNコード 978-4-12-206937-4
4-12-206937-8
税込価格 990円
頁数・縦 290P 16cm

商品内容

要旨

東京銀座の裏通りにある妾宅で、折竹雪枝がガス中毒死した。事故か自殺か、それとも他殺か―。老練な刑事・小柴と老獪な女中・乃婦、二人の語りが交差し、炙り出される意想外の真相とは。陰影のある文体で人間心理を巧みに描き、澁澤龍彦、種村季弘らに愛された著者の代表的長篇。

出版社・メーカーコメント

妾宅の女主人のガス中毒死は事故か自殺か、それとも他殺か。陰影のある文体で人間心理を巧みに描き、多くの読者を魅了した著者の代表作。〈解説〉堀江敏幸

著者紹介

日影 丈吉 (ヒカゲ ジョウキチ)  
1908年、東京生まれ。作家。アテネ・フランセ卒業。フランス語教師、料理の研究指導などを経て、49年『かむなぎうた』で作家デビュー。56年『狐の鶏』で日本探偵作家クラブ賞、90年『泥汽車』で泉鏡花文学賞を受賞。その他の著書に『真赤な子犬』『内部の真実』『応家の人々』『名探偵WHO’S WHO』などがある。91年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)