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肥満男子の身体表象 アウグスティヌスからベーブ・ルースまで

叢書・ウニベルシタス 1122

出版社名 法政大学出版局
出版年月 2020年9月
ISBNコード 978-4-588-01122-1
4-588-01122-7
税込価格 4,180円
頁数・縦 334,20P 20cm

商品内容

要旨

肥満男子(ファット・ボーイズ)が病的なものとしてだけでなく、文化的序列関係においてもしばしば下位におかれてきた背景を詳らかにし、さらに肥満という記号が性的、文化的、人種的差異と複雑に絡み合う文化表象となって、人々に創造性を与えてきたことも明らかにする。

目次

序論 肥満は男の問題である
第1章 西洋文化史における肥満男子
第2章 肥満男子の文学と肥満男子を書くこと
第3章 最初の患者―『フォルスタッフ』
第4章 いかにして肥満探偵は思考するか(そして肥満悪人は行動するか)
第5章 肥満の野球選手、肥満男の身体
結論 肥満男子の未来に切り込む

著者紹介

ギルマン,サンダー・L. (ギルマン,サンダーL.)   Gilman,Sander L.
1944年生まれ。専門は医学史、ユダヤ文化史
小川 公代 (オガワ キミヨ)  
グラスゴー大学英文学科博士課程修旅了。Ph.D.。現在、上智大学外国語学部教授。専門は18世紀イギリス文学、ロマン主義文学、および医学史
小澤 央 (オザワ ヒサシ)  
ロンドン大学キングズ・カレッジ英語英文学科博士課程修了。Ph.D.。現在、明治大学商学部准教授。専門は英文学、ユートピア(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)