海から読み解く日本古代史 太平洋の海上交通
朝日選書 1000
出版社名 | 朝日新聞出版 |
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出版年月 | 2020年10月 |
ISBNコード |
978-4-02-263100-8
(4-02-263100-7) |
税込価格 | 1,540円 |
頁数・縦 | 221,4P 19cm |
商品内容
要旨 |
日本の太平洋沿岸には、海と共に暮らした海人の文化が根づいている。彼らの足取りを追うのは容易ではないが、断片的な文献史料や海・川沿いの遺跡・遺物の分布などを丁寧に見ていくと、時代ごとの海の道が現れる。縄文時代には貝の道が北上し、弥生時代には稲の道が南下し、古墳時代には寒流・暖流の交わる北上川河口部を結節点として、北と南の文化がつながっていた。太平洋、日本海を問わず、津々浦々に形成された天然の良港、ラグーンを介して海人たちは活発に往来し、やがて奈良時代には紀伊半島から陸奥国へ、また紀伊半島から瀬戸内海を通って九州へ、東南アジアへとつながっていく。海の道から各地の歴史を見つめ、古代史の新たな一面をよみがえらせる。 |
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目次 |
第1章 海辺の町で見つかった南北交流の痕跡―石巻の遺跡 |
出版社・メーカーコメント
東北の海辺の町で発見された洞窟遺跡。そこには古代太平洋航路の謎を解く重要なカギが隠されていた。断片的な史料、遺跡・遺物から太平洋航路を行き来した古代の海人の足取りを復元し、新たな古代史の一面を解き明かす。