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学校弁護士 スクールロイヤーが見た教育現場

角川新書 K−334

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2020年10月
ISBNコード 978-4-04-082317-1
4-04-082317-6
税込価格 990円
頁数・縦 275P 18cm

商品内容

要旨

学校での諸問題に対し、文科省はスクールロイヤーの整備を始めた。弁護士資格を持つ現役教師であり、すでにスクールロイヤーとしても活動する著者は、適法違法を判断するだけでは問題は解決しないことを身をもって体験。安易な待望論に警鐘を鳴らし、現実的な解決策を提示する。

目次

第1章 スクールロイヤーは救世主か
第2章 いじめ―予防は困難だが適切な解決の助言役に
第3章 虐待―弁護士との連携で防げる可能性は高い
第4章 不登校―多様な背景を見極め、調整役に
第5章 校則、そして懲戒処方―スクールロイヤーの腕の見せ所
第6章 保護者対応―弁護士会の見解は真っ二つ
第7章 体罰―現実的な対策を提示できなければなくならない
第8章 部活動―白黒つける法律では判断が難しい
第9章 学校事故―子どもと教師を守るために
第10章 教師の過重労働―原因はたった二つ

出版社・メーカーコメント

いじめ、ブラック校則、教師の長時間労働……なぜ違法が横行するのか?:教育問題が増大する中、文科省は学校内弁護士の整備に着手した。現役教師であり弁護士でもある著者は、違法適法を判断するだけでは解決しないことを熟知。安易な待望論に警鐘を鳴らし、現実的な解決策を提示する。

著者紹介

神内 聡 (ジンナイ アキラ)  
1978年、香川県生まれ。弁護士、兵庫教育大学大学院准教授。東京大学法学部政治コース卒業。東京大学大学院教育学研究科、筑波大学大学院ビジネス科学研究科修了。専修教員免許を保有し、日本で初めての弁護士資格を持つ社会科教師として中高一貫校で勤務する一方、弁護士として各地の学校のスクールロイヤーを担当している。現在は教職大学院でも勤務し、学校経営論などの研究も行っている。2018年にはスクールロイヤーのテレビドラマの考証を担当した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)