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戦後文学のみた〈高度成長〉

歴史文化ライブラリー 511

出版社名 吉川弘文館
出版年月 2020年11月
ISBNコード 978-4-642-05911-4
4-642-05911-3
税込価格 1,870円
頁数・縦 221P 19cm

商品内容

要旨

高度成長期の小説は、同時代をどう捉えていたのか。産業構造と労働、近代家族、統治システムの三つに焦点を絞り、伊藤整、庄野潤三、石川達三らの作品を経済という観点から読み解き、現代の鏡としての高度成長に迫る。

目次

高度成長の光と影―プロローグ
「戦後文学」論争の射程
重化学工業化と仕事の現場
都市化・地域開発と家族の変容
五五年体制と統治システム
現代の座標軸としての高度成長―エピローグ

出版社・メーカーコメント

高度成長期に書かれた小説は、同時代の経済発展や大きく変容した経済システムをどのように捉えていたのか。産業構造と労働、近代家族、統治システムの三つに焦点を絞り、伊藤整、黒井千次、庄野潤三、石川達三らの当時の問題作に再び光を当てつつ、社会の姿を解き明かす。文学作品から時代を読み解き、現代の鏡としての高度成長に迫る初の試み。

著者紹介

伊藤 正直 (イトウ マサナオ)  
1948年、愛知県に生まれる。1976年、東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学、経済学博士。現在、大妻女子大学学長、東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)