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マルティン・ハイデガーの哲学

シリーズ・古典転生 22

出版社名 月曜社
出版年月 2020年11月
ISBNコード 978-4-86503-103-4
4-86503-103-0
税込価格 4,950円
頁数・縦 429P 22cm

商品内容

要旨

同書全体の詳細な註解に加え、『形而上学とは何か』『根拠の本質』『ヘルダーリンと詩作の本質』『芸術作品の根源』の解説を収録するほか、フッサール、ヤスパース、ディルタイ、キルケゴール、ニーチェとの比較考察なども充実。フランスにおけるハイデガー受容初期の金字塔にして、今なお最良の入門書のひとつ。

目次

第1部 導入(問題と方法)
第2部 実存論的分析論(最初の素描
世界内存在
現存在の複数性と世人
現の構造
実存の非本来的様相
現存在の究極的で無差別的な構造についての最初の展望
全体性としての人間存在の問題―死の存在論的解釈
良心、本来的実存の証し
本来的実存の存在
時間性の問題
現存在の歴史性)
第3部 ハイデガーの著作における哲学的な主要問題(超越の問題
超越と無
自由
最終的展望
美学)
第4部 考察と結論(実存的哲学と実存論的哲学―ヤスパースとハイデガー
ハイデガーと形而上学
ハイデガー哲学の実存的主題とその起源
結論)

著者紹介

ド・ヴァーレンス,アルフォンス (ドヴァーレンス,アルフォンス)   de Waelhens,Alphonse
1911‐1981。ベルギー、アントウェルペン出身の哲学者。ルーヴァン・カトリック大学で法学と哲学の博士号を取得後、1946年に同大学の教授となり、ブリュッセル・サン=ルイ大学などで教鞭をとる。フッサールとハイデガーをはじめとする現象学・実存哲学の研究から出発し、フランスにおけるドイツ哲学の受容に貢献した。後年には、フロイトとラカンの精神分析に関する研究にも従事する
峰尾 公也 (ミネオ キミナリ)  
1986年、東京都生まれ。2018年、早稲田大学大学院文学研究科哲学コース博士後期課程単位取得退学。現在、早稲田大学非常勤講師、博士(文学)。専門はハイデガーと現代フランス哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)