生き方について哲学は何が言えるか
ちくま学芸文庫 ウ27−1
出版社名 | 筑摩書房 |
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出版年月 | 2020年11月 |
ISBNコード |
978-4-480-09791-0
(4-480-09791-0) |
税込価格 | 1,650円 |
頁数・縦 | 478P 15cm |
商品内容
要旨 |
生き方について哲学がどれほどの道しるべとなりうるかを考察した名著。近代の論証的合理性がわれわれの倫理的思考を損なっているという認識に立ち、道徳哲学の現状が議論される。「人はいかに生きるべきか」。ソクラテスのこの問いかけは、現代世界ではおよそ共通の答をもちえない。生き方についての確信は、知識による確実性や特定の信条への決断ではなく、“自信”の問題として捉えるべきだと著者は説く―。古代ギリシャにおける哲学的思惟の豊かさを再発見し、純粋な理論と先入見に満ちた実践へと分裂した倫理に統合の展望を与える。 |
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目次 |
第1章 ソクラテスの問 |