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僕の大統領は黒人だった バラク・オバマとアメリカの8年 下

出版社名 慶應義塾大学出版会
出版年月 2020年11月
ISBNコード 978-4-7664-2706-6
4-7664-2706-8
税込価格 2,750円
頁数・縦 227P 20cm
シリーズ名 僕の大統領は黒人だった

商品内容

要旨

本書は、現代のアメリカを代表する黒人知識人タナハシ・コーツが、アメリカ初の黒人大統領バラク・オバマとアフリカ系アメリカ人が歩んだ8年の軌跡を追うものである。コーツの旅は、ハーレムのハローワークから始まり、大統領執務室でのバラク・オバマへのインタビューで終わる。「これだから俺たちは白人に負けたんだ」「アメリカの娘」「南北戦争を研究する黒人がほとんどいないのはなぜか?」「マルコムXの遺産」「黒人大統領の恐怖」「賠償請求訴訟」「大量投獄時代の黒人家庭」「僕の大統領は黒人だった」という、オバマ政権の8年を描くエッセイは、この間の黒人を取り巻く状況に白人至上主義があることを明らかにする。『世界と僕のあいだに』、『美しき闘争』によって、一躍、現代アメリカを代表する黒人オピニオンリーダーとなったタナハシ・コーツが「ブラック・ライヴズ・マター」の本質を描く、必読の書。

目次

第7章 二〇一五年
第8章 二〇一七年
エピローグ アメリカ史上初の白人大統領

出版社・メーカーコメント

現代アメリカを代表する黒人知識人タナハシ・コーツによる、アメリカ初の黒人大統領バラク・オバマ論であると同時に、アメリカ黒人の歴史を描き出すエッセイ集。初の黒人大統領の誕生が、アメリカ初の「白人(を代表する存在としての)」大統領トランプ誕生を準備したことを描いた話題作。また、大きな話題となった「(奴隷制度に対する)賠償請求訴訟」も収録。

著者紹介

タナハシ コーツ (タナハシ コーツ)   Coates,Ta‐Nehisi
1975年にメリーランド州ボルチモアで生まれる。1993年ハワード大学入学(中退)。これまで3冊のノンフィクションと1冊の小説を発表している。大ベストセラーとなった『世界と僕のあいだに』(原著2015年)で全米図書賞とカーカス賞を受賞し、コーツ自身もマッカーサー基金の天才奨学金を受ける。ほぼ10年間定期寄稿者だった『アトランティック』誌を中心に、活発な執筆活動を続けている。『僕の大統領は黒人だった―バラク・オバマとアメリカの8年』第6章の「賠償請求訴訟」(2014年、同誌に発表)で、ジョージ・ポーク賞、ストウ賞などを受賞し、アメリカを代表するジャーナリストと目されるようになる。また、マーベル・コミックスの脚本も手がけている。その発現が常に注目を集める有力なオピニオンリーダーである
池田 年穂 (イケダ トシホ)  
1950年横浜市生まれ。慶應義塾大学名誉教授。歴史学者。翻訳家。多数の訳書がある
長岡 真吾 (ナガオカ シンゴ)  
1961年生まれ。福岡女子大学国際文理学部教授
矢倉 喬士 (ヤグラ タカシ)  
1985年生まれ。西南学院大学助教。大阪大学大学院言語文化研究科博士課程修了。博士(言語文化学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)