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近世の公家社会と幕府

出版社名 吉川弘文館
出版年月 2020年12月
ISBNコード 978-4-642-04331-1
4-642-04331-4
税込価格 12,100円
頁数・縦 330,13P 22cm

商品内容

要旨

江戸幕府の権力を背景に確たる地位を築き、朝廷政務の中心にあった摂家。彼らの支配の実態と変容を、対峙する勢力・集団との緊張、摂家間の対立などを重視しつつ多様な視点から分析。享保期から天保期における公家処罰の動向、朝廷権威を求める動きから巻き起こる身分秩序の動揺について、変質していく公家社会と関与する幕府の政策から考察する。

目次

近世の公家社会と幕府
公家の江戸参向と武家文化との接点
近世摂家の家領と「関白料」
享保期における摂家の家内騒動と家法
近世中期の京都所司代の引渡とその権限
宝暦事件後の公家の相続問題と大名家の助力
寛政期の尊号一件風説書の展開
寛政期の藪一件と摂家支配の再構築
寛政〜文化期における天皇御医の身分「格」上げ動向
近世後期の公家処罰とその手続き
天保期の樋口一件と公家の身分移動

著者紹介

田中 暁龍 (タナカ トシタツ)  
1961年東京都品川区に生まれる。1987年東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程社会科教育学専攻修了。現在、桜美林大学教授、博士(史学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)