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テレビドラマと戦後文学 芸術と大衆性のあいだ

出版社名 森話社
出版年月 2020年12月
ISBNコード 978-4-86405-153-8
4-86405-153-4
税込価格 5,280円
頁数・縦 475P 22cm

商品内容

要旨

いまから67年前、テレビは本放送を開始した。それは戦後文化の象徴の一つとなったが、当初からその大衆志向性が批判されることも多かった。そうしたテレビの青春期ともいえる1950年・60年代には、どのようなテレビドラマが制作されていたのだろうか。当時の映像がほとんど残されていないなかで、映像が現存する「芸術祭受賞作」を中心に検討し、そこに積極的に関与した文学者と、気鋭のディレクターとが追求したテレビドラマの可能性とその時代を丹念に描く。

目次

1 テレビドラマという芸術(芸術祭参加作品とその時代
芸術祭と「私は貝になりたい」 ほか)
2 表現としてのテレビ(“文学青年”たちのテレビ業界
佐々木基一の『テレビ芸術』とテレビドラマ ほか)
3 安部公房と芸術祭(安部公房とテレビ
「日本の日蝕」 ほか)
4 芸術祭と“文学”(三好十郎作「獣の行方」
遠藤周作作「平和屋さん」 ほか)

著者紹介

瀬崎 圭二 (セザキ ケイジ)  
1974年広島県生まれ。同志社大学文学部教授。日本近現代文学・文化専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)