• 本

インテグラル心理学 心の複雑さと可能性を読み解く意識発達モデル

出版社名 日本能率協会マネジメントセンター
出版年月 2021年2月
ISBNコード 978-4-8207-2849-8
4-8207-2849-0
税込価格 4,840円
頁数・縦 720P 21cm

商品内容

要旨

発達段階、能力領域、意識状態、タイプ、自己、病理、スピリチュアリティ、心身、認知科学、文化、社会システム…すべてのものに正当な居場所を与える。“意識研究のアインシュタイン”ケン・ウィルバーが心理学の新たな可能性を示す。

目次

第1部 基本となる要素(段階とは何か―大いなる入れ子、構造と状態、認知の発達
ラインとは何か―統合的サイコグラフ、ヒエラルキーとヘテラルキー
自己とは何か―近接自己と遠隔自己、支点と重心、自己の機能
自己に関わる諸領域の発達―自己の発達、道徳と視点の発達、タイプ論)
第2部 統合的アプローチへの道(近代とは何か―価値領域の差異化と分離
近代と前‐近代を結びつける―フラットランドから「全象限、全レベル」へ
統合的アプローチへの道―近現代の先駆者たち)
第3部 インテグラル心理学の概要(自己の発達―各段階での典型的な病理とセラピー、サブパーソナリティ、統合的実践
各ラインの発達―道徳、動機づけ、世界観、感情、ジェンダー、美、複数の認知、複数の自己
スピリチュアリティは段階的に発達していくか―5つの定義と5つの答え
子ども期のスピリチュアリティは存在するか―たなびく栄光の雲
社会と文化の発達―進化に関する5つの原則
後‐近代とは何か―解釈と構築、文脈とホロン、非視点性
心身問題を解きほぐす―意識研究への一人称的、二人称的、三人称的アプローチ
統合的な抱擁へ向けて)

出版社・メーカーコメント

人はどのようにして発達・成長を遂げるのか?ティール組織等で注目が高まる「発達論」の本質に迫る。

著者紹介

ウィルバー,ケン (ウィルバー,ケン)   Wilber,Ken
1949年、米国オクラホマ州に生まれる。最初の著作『意識のスペクトル』以来、トランスパーソナル心理学の代表的な理論家として知られるようになる。その後、大著『進化の構造』とそれに続く一連の著作群を通して、自らの思想を文明論的なものへと拡張し、現在はインテグラル理論(インテグラル思想、統合哲学)の提唱者として認知されている。その革新的な業績から「意識研究のアインシュタイン」あるいは「現代の最も重要な思想家の一人」とも呼ばれ、米国元副大統領アル・ゴアもウィルバーの著作を愛読しているとされる。映画『マトリックス』のコメンタリーを担当するなど、著名人との交流も多い。著書の数は20以上に及び、世界中の言語に翻訳されている
門林 奨 (カドバヤシ ショウ)  
1988年生まれ、大阪府堺市出身。京都大学理学部卒(地球物理学)、同大学院教育学研究科修士課程修了(臨床教育学)。学生時代、関西でケン・ウィルバーとインテグラル理論に関する研究会を主催し、さまざまな職業や境遇の人と交流する。卒業後、京都市内の高校で数学および物理の教員として3年間勤務するが、自らの目指す理想を共有するための日本語の情報源がほとんどないことに直面し、離職。現在はインテグラル理論や発達理論の分野を中心に、英語文献の翻訳をおこなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)