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昭和という過ち この国を滅ぼした二つの維新

SB新書 533

出版社名 SBクリエイティブ
出版年月 2021年2月
ISBNコード 978-4-8156-0761-6
4-8156-0761-3
税込価格 990円
頁数・縦 244P 18cm

商品内容

要旨

昭和維新という明治への回帰運動が日本を亡国の道へと導いた!日本を軍国ファシズムへと導いた昭和維新は、歴史を歪めた長州人によるテロリズム至上主義から始まっている。幕末の志士と昭和の青年将校の共通点とは。なぜ無謀な戦争を始め、一貫性のない戦略を策定し、愚かな戦術を繰り返したのか。それは天皇原理主義者による天皇の政治利用と、政官財の癒着の構図にある。その事実を明らかにするとともに、現代までつながる日本の問題点を浮き彫りにする。

目次

序章 三島由紀夫自決と「昭和元禄」
第1章 「昭和維新」とは何か(「天誅組」の亡霊
英雄となったテロ実行犯
逆賊となった二・二六事件の将校たち)
第2章 暴走する関東軍(無責任な事件収拾と陸軍の政治介入
満州事変
豹変する新聞メディア)
第3章 神性天皇の時代(幕末勤皇論の発生
「天下の副将軍」水戸黄門の愚かしさ
昭和維新に登場した吉田松陰
ビジョンなき倒幕クーデター
天皇機関説の抹殺)
第4章 象徴天皇の時代(「二度と過ちは繰り返しません」
誰が天皇を引っ張り出したのか
家康の不覚
生き続ける「長州型」政治)
終章 一兵卒の戦と母の教え―隷属国家の未来

出版社・メーカーコメント

昭和維新という明治への回帰運動が日本を亡国の道へと導いた!日本を軍国ファシズムへと導いた昭和維新は、歴史を歪めた長州人によるテロリズム至上主義から始まっている。幕末の志士と昭和の青年将校の共通点とは。なぜ無謀な戦争を始め、一貫性のない戦略を策定し、愚かな戦術を繰り返したのか。それは天皇原理主義者による天皇の政治利用と、政官財の癒着の構図にある。その事実を明らかにするとともに、現代までつながる日本の問題点を浮き彫りにする。

著者紹介

原田 伊織 (ハラダ イオリ)  
作家。京都伏見生まれ。大阪外国語大学卒。2005年私小説『夏が逝く瞬間』(河出書房新社)で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)