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中世教皇史

改訂増補版

出版社名 八坂書房
出版年月 2021年2月
ISBNコード 978-4-89694-282-8
4-89694-282-5
税込価格 4,180円
頁数・縦 341,41P 22cm
シリーズ名 中世教皇史

商品内容

要旨

歴史の中の教皇―その実像に迫る。教皇権を「本質的には中世ヨーロッパで生まれた」ものと喝破し、西欧中世の実社会の動向の中に、その興隆と衰退の実態を見定め、物語性豊かに描き出した名著。歴史の靄に包まれた「ヴァティカン以前」の教皇と教皇庁の本質を鮮やかに炙りだす。訳註や巻末の教皇一覧を増補した待望の新版。図版多数。

目次

序 中世の教皇権
第1章 始まり(ローマ司教
ローマ帝国下の教皇権
教皇権の解放)
第2章 中世教皇権の勃興(教皇権とフランク人
西欧人とローマ皇帝権と教皇権)
第3章 改革の時代(改革運動の始まり
グレゴリウス七世と叙任権闘争
教皇政府の発展
十二世紀の教皇たち)
第4章 教皇君主制(中世教皇権の危機
教皇の「バビロン捕囚」
大シスマ(教会大分裂))
第5章 新時代の幕開け

著者紹介

バラクロウ,ジェフリー (バラクロウ,ジェフリー)   Barraclough,Geoffrey
バラクラフとも。1908‐1984。イギリスの歴史家。オクスフォード大学、ミュンヘン大学に学ぶ。リヴァプール大学(中世史)、ロンドン大学(国際関係史)、カリフォルニア大学(歴史学)、ブランダイス大学(歴史学)などで教鞭をとり、1970年よりR.W.サザーンの後任として、オクスフォード大学チチリ講座担当教授となる。ドイツ中世史・現代の国際関係史を専門としたが、研究のかたわら一般読者に向けて新聞・雑誌などにも精力的に寄稿
藤崎 衛 (フジサキ マモル)  
1975年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。同研究科助教授、茨城大学教育学部准教授を経て、上智大学文学部准教授。西洋中世史専攻。特にローマ教皇庁の制度や文化を研究対象とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)