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無刑人 芦東山

出版社名 潮出版社
出版年月 2021年3月
ISBNコード 978-4-267-02285-2
4-267-02285-2
税込価格 1,980円
頁数・縦 403P 20cm

商品内容

要旨

『無刑録』とは、刑が無くても犯罪が発生しないような理想の世を求め、芦東山が著した。当時、刑罰は犯罪に対する報復であるとする応報刑論が主流だったが、人間尊重の立場から犯罪者を更生させるための手段だという教育刑論を唱えたもの。江戸時代中期、24年間もの幽閉生活にめげず、刑法思想の根本原理を論じ、己の考えを貫き通した生涯とは―。岩手県一関市が生んだ偉人を描く歴史長編小説。

著者紹介

熊谷 達也 (クマガイ タツヤ)  
1958年、宮城県仙台市生まれ。東京電機大学理工学部数理学科卒。97年、『ウエンカムイの爪』で第一〇回小説すばる新人賞を受賞し、作家デビュー。2000年、『漂泊の牙』で第一九回新田次郎文学賞、04年、『邂逅の森』で第一七回山本周五郎賞、第一三一回直木賞のダブル受賞を果たす。『荒蝦夷』や『銀狼王』など東北地方や北海道の民俗・文化・風土に根ざした作風で知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)